インデックス

【アバンタイトル】
アニメのOPの前に流れるプロローグのようなもの。
特撮作品が起源とされているが、2000年以降からアニメにも頻繁に取り入れられるようになった。しかしこれは必ずしも必要という訳ではなく、OPから始まる作品も未だ数多く存在する。

【一話切り】
アニメの第1話を見てつまらない/自分には合わないと判断し、2話以降の視聴をやめる行為。
後半になるにつれ面白くなっていく作品も数多くあるので、あまり褒められた行為ではない。
アニオタを自称するなら「一話切りしてやった」などと嬉々として語るのは控えよう。

【円盤】
DVDおよびBD(ブルーレイディスク)のこと。
現在、映像業界ではDVDとBDの二種のディスク販売が主流であるため、まとめてこう言われる。
円盤の売上は、アニメの成功/失敗の指標のひとつになっている。

【クール】
日本の放送業界で使われる専門用語で、四半期(3か月間)を意味する。
アニメも例外ではなく、1クール12話ないし13話のサイクルが年4回の周期でまわっている。
それぞれのクールをまとめて「春アニメ」など季節で呼び、現在放送中のクールを「今期」と呼ぶ。

【ジャパニメーション】
Japan(日本)とAnimation(アニメーション)を足した造語。日本製アニメの意。
海外ではJapが蔑称を意味することから使用が抑えられる傾向にある。
対して日本では、世界に通用する日本独自の文化としてこの語を使う事がある。

【聖地】
アニメの舞台となった、現実の土地のことを指す。
ファンの間では神聖な場所であり、訪れることを聖地巡礼という。

【セルアニメ】
絵コンテを元にパラパラ漫画的な表現で作り上げる、アナログ手法のアニメ。
セルと呼ばれる透明なシートを重ねて制作することから、こう呼ばれる。
これらを順番に取り替えながら撮影することで、擬似的に画を動かすことができる。

【セル画】
セルアニメで使用する画。
紙に描いた線画をセルと呼ばれる透明なシートに転写し、それを手作業で着色する。
人気アニメや古いアニメのセル画は、高額で売られたり展示されたりしている。

【プライムタイム】
テレビ業界において夜(19:00~23:00)の看板番組が並ぶ時間帯のこと。
この時間帯は1日の中で最も視聴率が高くなる時間帯である。
このうち、さらに19:00~22:00の時間帯をゴールデンタイムと言い、これに22:00~23:00のやや大人向けに作られている時間帯が足されるとプライムタイムになる。

【虫プロダクション】
漫画家でアニメーターである手塚治虫が1961年に設立したアニメーション会社。
1963年、日本初の30分放送枠用の連続テレビアニメ『鉄腕アトム』を制作。
1965年には日本初のカラーの本格的連続テレビアニメ『ジャングル大帝』などを制作した。
しかし、手塚治虫が職人芸的な技術を求める余り人件費が高騰、1973年に倒産した。

【リップシンク】
キャラクターの口の動きと、収録したセリフの口の形を合致させる技術。
出来上がった映像に対してその口の動きを見ながらアフレコする場合と、先に収録した音声を聞きながらキャラクターのアニメーションを合わせる場合とがある。